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戦国無双シリーズ 真田幸村総愛され欲を書き散らすブログ。幸村を全方位から愛でたい。
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【幸村は黒い痣が徐々に体を覆ってゆく病気です。進行すると異常に性欲が強くなります。果実の種が薬になります。】
口の中を指でなぶられるのがよほど気持ち良いようで、たらたらと顎を伝い首筋に垂れる唾液も厭わずに、幸村がうっとりと目を細めている。
あたたかく濡れた咥内を弄んでいる宗茂の手を掴み、たくさん構ってもらえるように縋りついて、こんな有様でも相当に我慢しているのだろう。
内股を擦り合わせようとする下半身を必死で抑えつけて身じろぐのが、あからさまな行為より淫らだ。
かつての清廉さは色欲にすっかり穢されてしまっていて、体臭までも変わったらしく、香を纏っているような艶めいた匂いが居室に垂れこめている。
幸村を知る多くの者は変わってしまった姿を見て嘆くに違いない。
しかし宗茂は病躯となった幸村の、本能塗れで笑う顔を、可愛いものだと素直に思えた。
病んだものとて構わず愛でてやれば良い物を。
こればかりは各人、度量の問題だな、なんて、やれやれといった体で苦笑する。
今の幸村は撫でても舐めても喜ぶのだ。触れてほしい、熱がほしい、なんでもいいから満たしてほしいと喘いでいる。
自分に懐いてくるものは殊の外愛らしく情がわくものだ。
それが如何に浅ましく、真心のない肉欲であっても、一時の悪い夢であっても。
吸いつく舌から指を外し口を解放した宗茂へ幸村が切ない目を向けるが、直ぐに別の期待に変わる。
ほしいです、と赤い唇が吐息を零す。宗茂は慈しみたっぷりに微笑みかけ、
「誾千代に叱られるからな。お預けだ」
と眦に浮かんでいた涙を濡れた指で拭うのだった。
* * * * *
宗茂の喋り方、常に吐息まじりでエロ王子。なのにスケベ感ない爽やかオーラが、やっぱり王子。